緑の協力隊

1991年「日本沙漠緑化実践協会」(以下実践協会という)を設立して、翌年から中国内モンゴル自治区恩格貝の砂漠に入り植樹活動を開始し、日本からのボランティアでポプラを主に300万本の植樹を達成しました。

恩格貝クブチ沙漠

沙漠緑化NGOナゴヤ支援の会は1997年に発足し、中国内モンゴル自治区恩格貝のクブチ沙漠で植樹活動を開始した。
北京から抱頭(パオトウ)まで飛行機で飛び、マイクロバスで恩格貝に向かった。
内モンゴル自治区では、鳥取大学名誉教授の遠山正瑛さんが日本沙漠緑化実践協会を立ち上げ、自らスコップを持って植樹の指揮を執っておられた。
同氏の活動を慕って、支援の会が日本各地にでき、ナゴヤ支援の会もその一つとして発足した。
当会はこの地で1998年から2000年までの3年間植樹活動を行った。
ここで学んだノウハウを糧に、2001年からは甘粛省劉家峡に植樹場所を移した。

劉家峡黄土高原

2001年から西安の西方400キロメートルの甘粛省永靖県劉家峡の黄土高原で川北小学校の生徒達と共同植樹活動を開始しました。この年、劉家峡の植樹場所で関係者による盛大な歓迎式典が催された。
2004年には、青海省西寧市興海路小学校と、2009年からは劉家峡の川南小学校と新たに共同植樹を始めました。これで、提携校は計3校となりました。
2013年植林地が新しい場所に指定されました。この地に、昨年の植林活動を終え帰国直後に急逝された故加藤隊長の顕彰之碑を建立し、除幕式を執り行いました。合掌。
2017年は故加藤隊長と同じ場所に、故早川隊長の顕彰之碑を建立し、除幕式を執り行いました。ここは当会の植樹の聖地になりました。
2018年もこの地で二人の故隊長を偲び全員心を引き締めて植樹に取り組みました。

西寧黄土高原

2004年からは西寧市校外の黄土高原の読書防護林で地元の興海路小学生と一緒に植林活動を開始しました。
中国の人達によって現地の植林地に記念の石碑が建てられました。党や市の幹部、地方の名士、先生や生徒達も出席して記念式典が行われた。
以降殆ど毎年(2007年、2013年は中止)この地で、共同植樹を実施していましたが、2014年から植林地は新しい場所に変更になりました。この山からはるか彼方に西寧の街並みが望める景勝地です。
今年は(2019年)は2年ぶりに此の地を訪れました。現地の沢山の方々が植樹のお手伝いに来られました。私達の細やかな活動が受け入れられて感謝の気持ちで一杯でした。

川北小学校訪問

2001年、初めて川北小学校の生徒達と一緒に植樹をしました。
それ以降、毎年、日本からのお土産のサッカーボールや地球儀などを持参して、学校を訪問しています。
2013年は先生方やホームステイに来た親子を交え懇親会をしました。日本から持って行った中国版ホームページやホームステイの写真を、プロジェクターで写しだすとドット座が盛り上がりました。
2018年は、新装なった学校を訪問しました。子供達が校舎前で、私達を歓迎して迎えてくれました。その後、音楽教室等色んな教室を案内してくれました。

川南小学校訪問

2008年、川北小学校の副校長であった羅春梅先生が、川南小学校の校長に栄転されました。 これを機に、初めて川南小学校を訪問しました。子供達はマス遊技をして歓迎してくれました。
2009年から、川南小学校の生徒達と一緒に植樹することになりました。
この子供達との交流が、きっと将来の日中友好の架け橋に役立つものと期待します。
2013年は、昨年劉家峡の新市街地に移転した新しい川南小学校を訪問しました。
5年生の英語の授業を参観しましたが、完全なIT授業で小さい時から徹底的に英語を教える中国の教育現場に目が覚める思いがしました。
2018年、久しぶりに川南小学校を訪問しました。子供達が演舞を見せてくれるなど友好を図りました。

興海路小学校訪問

2004年から西寧市の興海路小学校の生徒達と共同植樹を開始しました。
それから5年後の2009年に初めて学校を訪問し、校庭に記念植樹をしました。
また、子供達の授業参観もしました。
2014年は2年振りの学校訪問です。今年も子供達は踊りや歌や楽器演奏で大歓迎をしてくれました。子供達と一緒に踊りに加わったりして童心に帰った楽しい一時でした。
今年(2019年)は校舎が建て替え中で学校訪問ができず、植物園で課外授業を体験しました。夜の懇親会では、2017年にホームステイに来た子供達やその親御さん、先生方と再会し、話がはずみました。

植樹実績

植樹実績累計　13,500本　　参加者累計　307名